
乾燥やたるみ、シワやくすみなど、どんなに化粧水や美容液をつけても改善されないということはありませんか?
それは、間違った洗顔が原因かもしれません。
美肌のためのスキンケアというと、化粧水や美容液、クリームに重点が置かれがちですが、実は洗顔がとても重要なカギを握っています。
間違った洗顔は、古い角質が落としきれないことで美容液の浸透が悪くなったり、皮脂を落としすぎて乾燥の原因になるなど、肌をきれいにするどころか、肌の老化を加速させてしまいます。
保湿力が低下して乾燥しやすい40代のお肌には、古い角質は落としながらも、必要な皮脂は残してくれる、そんな保湿力の高い洗顔料を選ぶことが大切です。
ここでは、肌の悩み別に、正しい洗顔方法と洗顔料についてまとめてみました。
今の洗顔を変えるだけで、肌が劇的に変わるかもしれませんよ。
美肌のための正しい洗顔方法と洗顔料の選び方
乾燥肌向け洗顔方法

いくら化粧水や乳液をつけても、しばらくすると肌が乾燥したり、化粧ののりが悪いのは、肌のバリア機能が衰えている証拠です。
バリア機能の衰えは、さまざまな要因が絡み合って起こりますが、その一つに、洗顔で必要な皮脂まで洗い流していることがあります。
一般的な市販の洗顔料には、油分と水分を乳化させるために「界面活性剤」が配合されています。
界面活性剤を配合することで、皮脂をスッキリ洗い上げる洗顔料を容易に作ることができますが、反面、界面活性剤が角質に浸み込んで必要な皮脂まで洗い流してしまいます。
必要以上に皮脂が奪われると、肌のバリア機能が弱まり、紫外線やほこりなど外的な刺激を受けやすくなったり、乱れた角質の隙間から水分が蒸発して乾燥の原因となります。
40代の洗顔料は、界面活性剤が配合されていない、古い角質は落としてうるおいは奪わない、そんな大人肌用の低刺激洗顔料を使うようにしましょう。
<朝の洗顔方法>
朝は、夜の間に肌の防衛機能から、皮脂が分泌されています。
せっかくのバリアオイルを洗い流してはもったいない!
朝の洗顔は、ぬるま湯で軽く流すだけにし、その後低刺激化粧水でたっぷり保湿してあげましょう。
肌の調子が良くなるまでは、厚化粧も避けた方がいいでしょう。
<夜の洗顔方法>
夜は、何よりもクレンジング選びが重要です。
敏感・乾燥に悩んでいるなら、オイルタイプではなく皮脂を奪い過ぎないクリームやジェルタイプのクレンジングを使いましょう。
そして、クレンジングの後は、できるだけ肌への刺激が少ない洗顔料をたっぷりと泡立てて、手指が肌に触れないように泡でやさしく洗いましょう。
このとき、時間をかけて洗うと必要な皮脂まで奪われてしまうので、丁寧に手早く洗うようにします。
また、少ない泡での洗顔は、肌の角質が傷つきバリア機能が低下する原因になるので厳禁です。
その他、クレンジングと洗顔が一度にでき、肌への刺激が最小限で済むオールインワンタイプのクレンジングもおすすめです。
脂性肌・ニキビ肌向け洗顔方法
肌が脂っぽいからと、洗浄力の強い洗顔料でごしごし洗っていませんか?
ましてや、ニキビ肌の毛穴は汚れが詰まっているからと、スクラブ洗顔料を使うなどもってのほかです。
ごしごし洗いやスクラブ洗顔は、肌の角質を傷つけかえって乾燥や肌荒れを引き起こし、ニキビを悪化させる原因になります。
また、 皮脂を取り過ぎることで、肌の防衛反応から皮脂の分泌が促されるため、ニキビが悪化したり、脂っぽいのにパリパリするといったバリア機能が低下した肌になってしまうのです。
ニキビ肌は、皮脂の分泌が多いのでしっかり洗いたくなりますが、実際には乾燥し炎症を起こしている状態。
汚れや古い角質はしっかり除去しながら、うるおいは奪わない低刺激性の洗顔を使用することが重要です。
洗顔後は、低刺激化粧水でたっぷりと保湿し、天然オイル100%の美容オイルを使うのもいいでしょう。
は皮脂の分泌量をコントロールし、炎症を鎮める効果もあります。
「ニキビ肌にオイルなんて、逆に悪化しないの?」と思われた方もいると思いますが、最近話題のアルガンオイルやホホバオイル、マルラオイルなどの天然オイルは、皮脂の分泌を抑制したり、抗酸化作用で肌の回復力を高め、肌質を改善するため、ニキビ対策にも適しています。
ただし、個人差があるので、自身の肌に合う天然オイルを使うことが大切です。
おしまいに
こうしてみると、どんな肌質でも、やさしく刺激の少ない方法で洗顔するのが一番よさそうです。
若いうちは気になりませんが、40代ともなると、安価な洗顔料やクレンジングではお肌の調子が上向くことはありません。
高価な洗顔料やクレンジングは、「刺激は少なく洗い上がりはやさしいけれど、汚れはしっかり落ちる」ものが多く、安心して使うことができます。
当ブログでも、洗顔料やクレンジング、美容オイルやアルガンオイルなど、管理人がいいと思ったものを紹介していますので、ぜひご参考ください。