
外反母趾がずきずきと痛むということはありませんか?
もし痛みがあるのなら、それは危険信号です。
外反母趾は、痛みがある時が変形が起こる時でもあり、早急な処置が必要だからです。
私も、20代のころから長年悩まされている外反母趾ですが、今回左右ともに強い痛みが出だしたのでどきっとしました。
痛む外反母趾の出っ張った部分をよく見ると、以前より大きくなっているような気がします。
振り返ると、この1年、オフィスでも家でも椅子に座ったままの作業ばかりで、家から駅までは自転車、駅から会社までは徒歩1分と運動らしい運動もせずに毎日を過ごしていました。
体も、見ると筋力が落ちてたるみ、だらしない体つきになっています。
これだけ体の変化があったのですから、足に影響がないはずがありません。
足の裏への刺激不足、日ごろの運動不足による筋力低下や靭帯の弛みが外反母趾を悪化させたのでしょう。
あまりに痛いので、今回、普段からお世話になっている(お会いしたわけではありませんが)外反母趾の権威、笠原先生の外反母趾に悩む方の救世主「カサハラ式テーピング」を行いました。
「カサハラ式テーピング」は副作用も何もない、即効性のある方法なのでぜひ試してみてください。
カサハラ式テーピングとは?
カサハラ式テーピングとは、外反母趾研究家笠原巌先生が40年の研究生活の中で考え出した、手術に頼るのではなく、テーピングで拇指の外反角を本来の位置に戻すことで足のバランスを正し、外反母趾の症状を改善する温存療法のことを言います。

外反母趾の手術は、再発や後遺症、さらなる変形などのリスクを伴い、手術をしたからといって完治が保証されるものではありません。
それに比べて、テーピングであれば体にメスを入れることなく、テーピングさえあれば気軽にでき副作用のない、ありがたい治療法だと言えます。
カサハラ式テーピングの効果は?
カサハラ式テーピングには、包帯とテーピングを使う「痛みがある時用」とテーピングのみを使う「痛みがない時用」の2つのノウハウがあります。
今回は、痛みはありましたが、パンプスを履きたかったので包帯を使わない「痛みがない時用」のテーピングをしました。
テーピングは、ドラッグストアで【ピップ「快適通気」4.5m】を980円で購入。
すぐになくなってしまうので、足首のテーピングは省略しました。
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仕上がりはこんな感じでしたが、左足は親指の角度の矯正がもう一つですね(^^;;
そして、どうにかこうにかテーピングを施して間もなく、あら不思議!
あれだけ辛かった痛みが嘘のようになくなったのです。
これって、暗示?それともカサハラ式テーピングの実力?
本当にそう思うくらい、即効性があります。
カサハラ式テーピングをするのは初めてではありませんが、巻き方が上手になったせいか、痛みに対する効果も倍増している気がします。
テーピングに慣れるまでは少し時間がかかりますが、慣れると上手に貼れるようになり、快適度もアップします。
毎日取り換えるの?
テーピングは、毎日取り換える必要はなく、3,4日に一度取り換えれば大丈夫です。
お風呂に入る時は、できるだけ濡れないようにし、湯船につかる時は、足を上げてつかるといいでしょう。
おしまいに
外反母趾というと、ハイヒールやパンプスを履く大人の女性特有の症状というイメージがありますが、最近では子供にも増えていると言います。
また、研究によると、まっすぐに立っていられない、転びやすいなど運動機能的な問題や、やる気が出ない、だるいなど精神的な症状などを抱える子供たちの9割が、外反母趾や指上げ足(浮き指)だったそうです。
また、裸足で歩く国々では毎日裸足で駆け回り、足の裏に常に刺激を受ける生活をしていることで、足の裏が鍛えられため、外反母趾の人がほとんどいません。
このことからも、適度な運動がいかに大切か思い知りました。
カサハラ式テーピングは、一般的な外反母趾用のサポーターと違い薄いので、いつもの靴も履くことができとてもおすすめです。
家で過ごすときには、一般のサポーター、もしくは3つ股靴下でもいいと思います。
外反母趾は、早い段階でのケアが大切ですので、「痛みが出たな」「変形してきた」と思ったら、すぐにケアを始めましょう。
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