
女性の体の悩みの中で、いつも上位にランキングされるものの一つに足のむくみがあります。
オフィスで1日中座ったままや、立ち仕事の場合は特にむくみがち。
仕事が終わる頃には足はぱんぱんで、靴がきつくなったり、重くだるく感じられたり、歩くだけでもつらいですよね。
足がむくむのは、体の水分代謝が悪くなっている証拠。
水分バランスをくずした体内の余分な水分と老廃物が、足に溜まってむくみとなって表れているのです。
では、そんなつらいむくみを解消するにはどうしたらいいのでしょうか?
今回は、むくみの原因と解消方法について調べてみました。
むくみの原因は?
むくみは、リンパ管の働きが悪くなることで、体内の余分な水分と老廃物が細胞の間にたまることによって起こります。
その原因として、座りっぱなし、立ちっぱなしの過酷な仕事や運動不足があります。
リンパ液は、筋肉の動きや脈拍などに押し流されるようにリンパ管内を流れていますが、足の筋肉を動かさないでいると、老廃物の押し流しがスムーズにいかず、留まった老廃物がむくみとして現れます。
次に、女性によくある「冷え」です。
通常、心臓から送り出された血液は、動脈を通って足に流れ、静脈を経由してまた心臓に戻ってきますが、体が冷えると血液の流れが悪くなります。
冷えによって血液の流れが滞ると、静脈に沿って流れているリンパの流れが悪くなり足にリンパ液が溜まります。
さらに、静脈は全身から心臓に向かう途中、老廃物を回収する働きをしますが、体が冷え血流が滞ることで老廃物が送られず停滞してしまうためむくみが起こります。
また、女性にありがちな「トイレを我慢する」ことも、不要な水分が行き場を失い体に再吸収されてしまうため、むくみの原因になってしまいます。
その他、「女性ホルモン」が原因でむくみが起こる場合もあります。
生理前になると、体がむくんでると感じることはありませんか?
女性ホルモンのひとつ「黄体ホルモン」は、体内に水分をため込む働きがあるため、多量に分泌されると基礎代謝が悪くなり体にむくみを生じます。
黄体ホルモンは排卵から徐々に分泌量が増え、生理がくる頃にピークをむかえます。
その間、体がむくんでいると感じますが、生理が始まると次第にむくみは解消されていきます。
その他、「病気」が原因でむくみが起こる場合もあります。
ネフローゼ症候群や糖尿病腎症などは、腎臓の機能低下により、余分な水分を体外に排出できず体にむくみが生じます。
その他、リンパ浮腫や静脈瘤などの病気が原因がある場合があるので、慢性的にむくみが続く場合は、早めに病院に行って診察してもらうことが大切です。
足のむくみをとる方法は?
足のむくみをとるためには、規則正しい生活を送り、十分な睡眠をとり、適度な運動をし、新鮮な食物を食べるなど生活習慣を見直すことが最優先です。
それにプラスして、以下のように日頃から血行をよくして足のリンパの流れを促す努力をすることで、つらいむくみはずいぶん楽になるでしょう。
1.体を温める
体を温めるためには、入浴が欠かせません。
入浴には、「温熱」「水圧」「浮力」の三つの効果があり、それぞれ、「体を温める」「締め付けにより血流を促す」「重力からの解放によるリラックス」といった効果があります。
全身の血流がよくなることでリンパの流れがスムーズになり、代謝が上がるので、老廃物の排出が促され、足のむくみに大変効果的です。
また、お湯に浸かりながらのマッサージは水圧によってむくみが取れやすくなるので特におすすめです。
お風呂から上がってからのストレッチも忘れずに。
入浴することで、副交感神経を刺激してリラックス効果や美肌効果、便秘改善など、女性に嬉しいたくさんの効果が期待できるので、シャワーではなくできるだけ湯船に浸かるようにしましょう。
入浴できない場合は、足湯だけでも効果があります。
足が入る少し高めのたらい桶に熱めのお湯をはり、足を浸けて温めます。
ぬるくなったら熱いお湯を足しながら、頭の芯までぽかぽかに温まるまで浸かります。
十分に温まったら、マッサージオイルを使って足の裏、ふくらはぎをマッサージすると、さらに高い血行促進効果が得られるでしょう。
その他、冷たい飲み物を飲みすぎない、おしゃれだからと薄着をしない、冬はカイロなどを上手に使い体を冷やさないなどの心がけが大切です。
2.マッサージ・ストレッチをする
即効性があるのはマッサージです。
好みの香りのマッサージオイルで、まずは、足首から膝裏にかけてふくらはぎの裏側を、リンパを下から上に徐々に流す要領で、少し強めな力で捻ってもみ出すように手のひらを使ってマッサージします。
膝裏までリンパを流し終わったら、次は膝裏から太ももの付け根に向かって、全面と内側のリンパを流し、鼠蹊部まで来たら最後に鼠蹊部のリンパ節をぐりぐりとほぐして終了です。
しっかり行えば、これだけでも足の太さに変化が出るほど即効性のある方法です。
3.適度な運動をする
適度な運動は、血行を促すだけでなく、第2の心臓と言われるふくらはぎの筋力も鍛えらます。
しなやかで、健康な体を維持するためにも、定期的にウォーキングやヨガ、スポーツジムでのワークアウトなど楽しみながら無理のない運動をしましょう。
また、仰向けに寝て、手と足を上に上げ、ぶらぶらさせるだけの「手足ぶらぶら運動」は、寝る前にベッドの上で手軽にできて効果的なので、毎日欠かさずに行いましょう。
その他、オフィスでも足先を上下に動かしたり回したり、エスカレーターやエレベーターではなく、できるだけ階段を使うなど、ふくらはぎの筋肉を使うように心がけましょう。
4.水分補給をする
水分を摂ると余計にむくむと思っていませんか?
水分が不足するとリンパ液の流れが悪くなり、逆にむくんでしまいます。
しかも、水分を摂らないことで体に老廃物が蓄積され、便秘を引き起こす原因にもなります。
むくみを解消するためには、水分を控えるのではなく、常温の水を少しづつ飲むのがおすすめです。
こまめに水分を補給することで、リンパの流れが改善され、水分代謝のいい体に変わります。
水分代謝がよくなると、体の基礎代謝も上がり、体内の不要な水分が排出されます。
もし、水分を充分に摂ってもむくむ場合は、それは「冷え」によるものかもしれません。
1の「体を温める」をご参考ください
5.たばこを控える
たばこは、血管を収縮させ血流を悪くします。
血流が悪くなると、リンパの流れも悪くなり、足に不要な水分や老廃物がたまるためむくみが生じます。
むくみはもちろん、血行不良は美容や健康にとっても大敵です。
たばこは、できるだけ本数を減らしましょう。
足のむくみに効果のあるグッズランキング
足のむくみ悩み歴8年の管理人が、実際に使ってよかったと思ったむくみ解消対策グッズ、あったらいいなと思う注目のグッズをランキングにしました。
第1位 ベノサン5000医療用弾性ソックス
ベノサンは、本格的医療用弾性ソックスで、むくむ、だるい、重い、冷えるといった足の不快症状を蒸れることなく和らげてくれます。
ライクラ、タクテルといった弾力性、吸湿性、防臭、抗菌性に優れた繊維を採用し、高度な技術を持つ職人によって作られた弾性ソックスは、履き心地、耐久性にすぐれ、快適につらいむくみを楽にしてくれます。
お値段は、最近倍近くに値上がりしかなりの高額ですが、それだけの価値はあると思います。
安価な着圧ソックスもたくさん売られていますが、何度か洗濯するうちにすぐに伸びてしまったり、着圧力がいい加減だったりするため(特に安価な中国製)、ただ着圧機能があるというだけではなく、しっかりと商品選びをする必要があります。
体の健康を真剣に考えるのであれば、決して高くないお買い物だと思います。
第2位 日本製工場直販で安心の着圧ソックス
安心の日本製で、寝ている間に足のむくみケアができる綿混着圧ソックスです。
就寝中に着用するのですが、強すぎない着圧力が眠りを妨げることなく、むくみを心地よく解消してくれます。
工場直販なので、お値段もリーズナブル♪
着圧ソックスデビューには最適な商品だと思います。
ただし、夏はちょっと暑いです(^^;;
同2位 ドクターショール 寝ながらメディキュット ロング キュットアップ
寝ている間にケアをするなら、定番のメディキュットもおすすめです。
夜履いて寝て、朝起きると脚の太さが本当に違います。
ただし、こちらも夏の夜は暑いです。
第3位 脚やせスリミングジェル バンビウォータープラス
リンパや血行の流れが悪くて起こる足のむくみには、マッサージで老廃物を流してあげるのが一番です。
むくみをほおっておくと、溜まった老廃物がセルライトになり、セルライトが冷えて固まると改善が難しくなります。
温感タイプのマッサージジェル【バンビウォータープラス】は、老廃物を温めて柔らかくし、流れやすくすることでむくみを改善します。
楽天でもドン・キホーテのダイエット部門でも1位を獲ったマッサージジェルです。
第4位 フットマッサージャー
このフットマッサージャー、お店で同タイプの商品を試したところ、むくんで思い足がぎゅ~っと圧迫され、一度使うとやみつきになる心地よさです♪
家にあれば、テレビを見ながらむくみのケアができますし、マッサージ後の足がとにかく楽になる優秀な「むくみ解消グッズ」です。
私自身、のどから手が出るほどほしいのですが、残念ながらお値段は決して安くありません。
ただ、我が家にはマッサージチェアがあり、足部は同じ原理でかなりの圧力でマッサージできるのでしばらくはそちらで代用しようと思っています。
まとめ
今回は、むくみに悩まされている管理人が自らの実体験をもとに、むくみの原因やむくみをとる方法について紹介しました。
足のむくみを取る方法として、入浴、マッサージ、運動の三原則に加えて、着圧ソックスやマッサージ機、サプリなどをうまく取り入れて、血行を促し、体を冷やさないことが重要です。
健康・美容の面から見ても女性の敵である「冷え」を解消し、むくみにくい代謝のいい体づくりをしましょう。